前回はYOSHII LOVINSONについてお話しました。
今回は自分にとって道徳的な音楽についてお話しようと思います。
現メンバーは
吉野 寿さん:エレキギターボイス
村岡ゆかさん:ベースギター
田森篤哉さん:ドラムス
自分にとって音楽を作る上で影響を受けている音楽です。
多分、色々と影響を受けた方も沢山いると思います。
向井秀徳さん(ナンバーガール・ZAZEN BOYS)も公言してますし、正直THE BACK HORNの初期はもろ影響が出ている音楽です。
eastern youthを知ったのは高校生の頃。
当時は日本ではビジュアル系と呼ばれる音楽が人気がありました。
ラルクアンシエルやイエローモンキー、ルナシーなど中学生から聴いていた音楽はいつの間にかヒットチャートの上位へ。それに憧れ追う形で女装に近いメイクでビジュアル系と呼ばれるバンドが増えていた時代。
中でも良い音楽はあったと思うし、インディーズを取り扱うCDショップのランキングは常にビジュアル系。
高校生でいくつものコピーバンドのベースをお願いされるも洋楽かビジュアル系か。
(ちょっとSHAZNAは辛かった…ボーカル女性だったからまだよかったが…)
そんな中、インディーズチャートでも常に上位にいたのがeastern youth。
それはどんな音楽とも別で、万人受けする音楽ではないのかもしれない。
けれど一度聞けば自分にはすんなり染みる音楽。
本人いわく【パンク】の心があるらしいのだが正解な気がする。
音楽的なジャンルの【パンク】ってある意味青春にも感じる。
青春=思春期なんて言葉あるけど一番、色々考える時期。
よく「どんな親だ」「どんな育てられ方を」なんて吐き捨てる人もいるが個人的にそれは【関係ない】と思っている。
この青春の時に自分で考える頭ができるのだから、善し悪しは個人で考えられる。
例えば同じように育てられても同じようには育たない。
兄弟・姉妹でも当たり前なこと。
血を分けようが他人は他人なのだから思考が一緒ではないし同じにさせるのは不可能。
正しくは「どんな常識で生きてるんだ」など本人を言うべきかなと思う。
ちょっと話は逸れてしまったが、吉野さんにとっての衝動だったり思考だったり人間性ったり。
【パンク】や【ロック】がよく反骨と言われるけど、それは自分の信念を思って意思を貫き通すこと。
意思を貫くということはそれだけ考え、悩み、色々感じたからこと信念を持てるのだと思います。
表面で信念を持っていてもそれは簡単にひっくり返るし、つまらない言葉になります。
普段、生活をしていてくだらないと感じることは沢山あります。
なぜ人は人を認められないのだろうと。
自分と考えが違うだけで見下したり、除外したり、批判したり。
小さないざこざも消えない日常。
結局情報に左右される人間社会。
自分の信念もない人が多い社会。
周りに流され当たり前を疑問にも感じない社会。
そんな中で信念を持ち、音楽が続けられるか分からない日々を過ごしながらも音を出し、ギターをかき鳴らし歌う姿は本当にカッコいい。
道徳とは、個人的に学校で一番大事だと思った授業です。
国語はある程度読み書きできればいいし、算数も掛け算割り算できればいいし。
理科、社会は好きな人が学べばいい。体育はラジオ体操すればいい。
音楽・図工に評価をつける意味がわからない。特に何様だとも思う。
でも道徳はコミュニケーションでもあり、人はそれぞれ違う考えだとわかる場でもある。そして自分の考えを作り上げられるものだと思うから大事に思います。
そんな道徳である音楽。
吉野さんが歌う言葉は、吉野さんの感情だけではなく人間として考えるべきことを考えさせられるテーマなど感じられる音楽です。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
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このブログを書いている時の気分で選んでます。
良い曲が沢山あり過ぎる…。
個人的に『ボトムオブザワールド』が好き。
甲乙ではないけど特に好きなアルバム。
前ベーシスト二宮 友和さんラストアルバムというのもあるのかもしれませんが、当時の環境的にも心に凄く響いたアルバム。
収録アルバム『旅路ニ季節ガ燃エ落チル』
収録アルバム『其処カラ何ガ見エルカ』
収録アルバム『地球の裏から風が吹く』
石田徹也さんのイラストのジャケットも凄い。
収録アルバム『心ノ底ニ灯火トモセ』
収録アルバム『ボトムオブザワールド』
ちなみにライブで聴いたらやられます。