前回はeastern youthについてお話しました。
今回、お話したいバンドは左右(さゆう)。
メンバーは
桑原美穂さん (Vo.Gt)
花池洋輝さん (Vo.Ba.Dr)
のお二人。
一般的に爆発的に売れる音楽ではないのかもしれませんが、個人的にはツボに入るものがあります。
自分は自分の事を『変な人』だと思ってます。
奇抜なことをするという意味ではないのですが。
例えば…
独りでいるのが好き。
テレビなど情報を遮断。
携帯も嫁との連絡手段の為だけに持つ。
人との会話が苦手。
20年以上自分で髪を切る。
毎日色々疑問。
『変な人』と自覚がある一方、『まともな人』というのはこの世に存在するのかという疑問。
そんなことを考えているから『変な人』のループに陥る。
昔から音楽を聴いている中で【感覚的】な音楽を気に入る事がある。
【歌】と【詩】と【唄】の違いはなんだろう…と思う。
【感覚的】で申し訳ないのですが自分の中では
【唄】>【詩】>【歌】
と、認識するものが好きです。
【唄】って口(くち)に貝(かい)ですからね。
歌とは逆なイメージです…。
よくボーカルも楽器と表現することがあるのですが、もちろん人それぞれ声は違うし売れているミュージシャンだと癖をつけて歌うようになっていったりしてます。
個人的なイメージですが
【歌】=カラオケ含む誰でも声で表現。
【詩】=歌詞に自分の想い・気持ちを込めて表現。
【唄】=感情的な叫びのような表現。
文字からの想像ですがこのようなイメージを持ちます。
この左右に対しては音楽も含め【唄】というイメージです。
いくら”シャウト”しようがいくらで”デスボイス””で声を荒げようが本質は違う気がしてます。それを表現したところで自分には「違う」という感覚です。
凄いな…とは思いますし、そんな音楽も聴くので否定はしません。
音楽も声も歌詞も含め五感で感じるような音楽…と言ったらカッコいい言い方になってしまいますね。音数が多ければ良いってわけじゃないって思います。
やはり間が重要。最近(自分からすると20~30歳くらいかな…)の売れている音楽だととくに間は重要視してなさそうですが。
でもこんな良い音楽を作ってくれていることが自分にも刺激になります。
いくつかMVのリンクを貼ります。
個人的に何もかも「あたりまえ」と認識することが少ないので葛藤や疑問など消して世界と交われない自分がいつもいる。左右のような音楽が心地よく聴こえる時がある。1回しか行けてないがライブも素晴らしかった。
最後の『神経摩耗節』は今のところ、3枚のフルアルバム、1枚のe.p全てに収録されています。
代表曲なのかな…毎回録音し直しているので聴き比べると貫禄が出てきている。
音楽を聴くときには『アルバム』という形が好きな自分にとってはどれもが素晴らしい『アルバム』。
やはり1曲だけで完結して良い音楽と思えても他に良い曲が無ければ聴き続けないし、『アルバム』として完成されていると興味が尽きない。
自分は【人】に興味というより【音楽】に興味を持つので正直、どんな人なんて問題ない。
ただ単純にこんな音楽を作り、唄い続けるこのバンドに出会えて良かった。
ちなみに二人だがユニットと言う表現ではない。
全てが二人で完結できているので完全にバンドである。
ある意味、世界的にも最少人数でのバンドだと思う。
一人でレコーディングまでしてしまう人も沢山いるが、楽器は一人で鳴らすのに限界はある。
個人的に二人ともボーカルをしているがどちらも好き。
歌声に特徴をつけすぎて違和感を感じる音楽も沢山あるけれど、二人の歌声の特徴は好きです。
本人達がどのような考えを持っているのかわからないが、個人的にはもっと注目されていいバンドだと思う。そして評価されるべき音楽だと思う。日本に向いていないのかもしれないが、今までに書いたeastern youthやcock roach、それとZAZEN BOYSなど聴く人ならばツボに入る人も少なからずいると思うけれど…。しかし今後も楽しみなバンド。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
新しい音楽を発見するきっかけになれればと願います。
最後にアルバムの紹介。
左右-ep (現在配信のみ)
スカムレフト スカムライト
カンバセイション
最新アルバム
ファイト (会場、通販のみ、下記リンクから購入できます)
※2020年4月6日追記 : 4月29日より全国のレコード店、オンラインでも購入できるようになりました。