【今日の一曲:第380回】 イエスタデイワンスモア - CIVILIAN

youtu.be

2023年、耳コピ作業などは除外して邦楽としては一番聴いたであろう楽曲とアルバム

 

この曲を聴いた時に「Lyu:Lyu」に戻った感じがしました

 

CIVILIAN へ改名後も聴き続けてはいましたが、ここにきて本質的な歌詞で来ることには驚きました

 

それにしても、あまり聴かれていないのかYouTubeの再生数をみてもかなり聴く人も減っている気がする

 

デビュー10年位はメディアでも取り上げたり、タイアップもよくあるが10年を過ぎると驚くほど宣伝がなくなる

 

ベテランになるほど売れない

 

販売されるものは今日デビューした人間でも単価は同じ

だが支払われるものは大きくなる

 

バンド、アーティストとはいえスタッフの数はえげつない

大きい会場程、出費もえげつない

 

ただ、たまに思う

 

これが当たり前になっているが最善とは思えない

 

「大きくなりすぎた老舗はつぶれたほうがいい」と考える私にとってこの仕組みが苦手なのでしょう

音楽だけではありませんが

 

傘がいまだに壊れやすくゴミとしても大量に出るように、何も進化していないものは沢山ある

 

私にはこの20年で世界は進化したものは情報だけで他は退化しているようにも見えてしまう

 

長く生きてきて知識も増え要領もわかり人間として成長していることもわかる

 

でも、情報の容量が増え頭の中で誤情報に変わるのもわかる

 

人一人が体験できる経験には限りがある

 

例で言えば人の顔を見て

顔はわかるが名前が出ない

 

もの忘れと言う人もいるだろうが

私は単に頭に入る情報の容量がすでにオーバーしているだけにも感じる

 

60を過ぎた脳が世界を動かしていると思うとぞっとする

 

これだけ情報が進化してもまだ、大声で持論や建て前を発信している

 

とは言え、この世界がどこへ向かおうが私には関係がない

 

この大きな流れをただただ見ているだけ

 

変えたところで何にもならない

むしろまた戻り繰り返す

 

考え方が違いすぎて溝しかない

 

ただ、この楽曲のような本質を唄った曲に出会えた時に

同じような考えを持つ人に出会えたような気にもなる

 

こんな考えで生きるには窮屈な世界なので良いのかはわからないが…

 

また私はコーヒーを飲みながら音楽に没入する

 

これもまた幸せかもしれない

 

Amazon「Never Open Door For Strangers」CIVILIAN