【聴いてほしい音楽:第3回】King Gnu 音楽の本質は売れている売れてないで決まらない。

前回はヘンショクリュウというバンドを紹介しました。

 

defectiveness.hatenablog.com

 

沢山音楽を聴きますが誰に対しても【ファン】と思ったことがありません。基本、人に依存しないので世間の【ファン】と公言できるものは一切ありませんので完全に気ままに続けて書いていこうと思います。

 

そんな第3回目はあえて売れているバンドです。

https://kinggnu.jp/

 

King Gnu(キングヌー)です。

常田大希さん(Gt.Vo.)

勢喜遊さん(Drs.Sampler)

新井和輝さん(Ba.)

井口理さん(Vo.Key.)

とても個性的で音楽的にも素晴らしい4人です。

 

わざわざ一個人のブログで書くまでもなく売れてるし知れ渡っているバンドだとは思うのですが、本当に、あえて。

 

2020年1月に発売された「CEREMONY」、今もよく聴いてるんですがタイアップも多いせいか発売前は不安も少々あって。

 

「Tokyo Rendez-Vous -」「Sympa」も発売時から沢山聴かせて頂いて大好きなのですが、「白日」以降タイアップで流れる音楽やリリースや発表のペースを考えるとアルバムとして1つの形になるのかなという不安です。

 

ライブもフェスもテレビも出て制作時間もろくになさそうなままアルバム発売の感じだったので急いで作ったベストみたいな仕上がりになっているのではないかと。嫌ですね、大人は。急いで作ったからといっていいものができるわけでもないのに…

 

結果としてはテンポが速い曲が多く少しの偏りはあったものの1つのアルバムとして完成されていたので大変満足なアルバムでした。

 

多分、一般的なJ-POPや歌好きな方ならば傑作になるのではないかなと思うほどのメロディアスでJ--POPらしく。楽器やってないとわからないかもしれない演奏の技術もセンスも詰まっていて自分達の音楽のルーツ的な要素も入っていて。

 

自分が音楽を聴き始めたのは物心ついた時で親の影響もあって国内外問わず色々音楽を聴いてきて気づけば年齢も重ねてきて。一通りの一般的なジャンルは全部聴いてきて、好きな音楽だけを毎日聴いて。その中でバンドだったら解散や活動休止になったり、亡くなってしまったアーティストも沢山増えてきてしまいました。だから昔の音源を聴き続けることしかできなかったりして。新しい音楽を聴いても10代の時のようにすんなり身体に入るような音楽も少なく感じていた時期がありました。

 

昔の音楽を含め、まだまだ知らない音楽があるのだから絶対に見つけだそうという欲があるのですが一時期は何聴いても『駄目だ』なんて思ったりもしてました。

 

今は乗り越え素直に聴ける音楽も増えてきて沢山のアーティストの音楽を毎日聴いて過ごしてます。

 

King Gnuはその中でこれだけ昔から聴いてきた音楽に匹敵するほど最初から「見つけた」感があり、こんなに聴く音楽も久々な感じで見つけた時は本当に嬉しかったのを覚えてます。

 

ライブも行ってみたいバンドでもありますがやはり今は知名度も高くなり、正直面倒なお客さんも多そうなので落ち着いたら行ってみたいです。

あ、でも正直ライブ観たいとなるともう一つの常田さんのプロジェクト『millennium parade』だったりするかもしれませんね…

 

音楽連載の第0回にも書いた音楽好きと歌好き、どちらにも注目されているバンドだとは思うのですがもし売れていなくても、万が一人気が落ちてしまっても聴き続ける音楽だと思ってます。4人の音楽に対してのストイックさが凄いしこんなメンバーで音楽ができるなんて羨ましいとさえ思います。メンバーの音楽性の意識などが高いバンドも珍しいです。

 

しかし「白日」のYouTube再生数が2020年2月で1億4千万回超えましたが何故こんなに再生されているんですかね…音楽ってなんで売れるのかわかりませんね。

良い音楽は「白日」だけではないんですが…話題がないと再生しないなんてやっぱり音楽好きとかって少ない感じします。所詮は流行りや話題でしかないのかと思うと消耗品って感じてしまいます。よく井口さんと常田さんの対照的なボーカルと取り上げられますが…確かに武器ですが演奏も凄いんですけどね。新井さんと勢喜さんのリズム隊は息ぴったりとかという問題ではなく、感覚だったりセンスみたいなものが近く本当にリズム隊として『相方』という言葉がしっくりきそうです。

 

よく音楽はリリースさればかりは売れるが時間がたてば売れないって言われますが、時間が経てば古いとか価値がないなんてことはありません。時代を築いた音楽は知れ渡り懐かしいとか古いという感覚になるのかもしれませんが、その音はどんなレコーディング状況であれ、その一瞬を閉じ込めた作品。上手い下手も関係ない。音が悪いことでさえも作品だし表現。だから音楽好きにとってはいい音楽に出会った時がとても幸せに感じます。

 

King Gnuとして3枚アルバムをリリースしましたが誰かの音楽の基本にもなりそうな音楽であり、これから先、King Gnuを真似だったりリスペクトだったりという音楽も出てくると思います。ですが、やはり本質はあるので10年、20年経っても聴き続ける音楽だと感じてます。

 

「人気があるから」「売れているのは興味がない」とならずに音楽が好きであるのならば「白日」以外の曲を聴いてKing Gnuの音楽が凄いってことがわかる人が一人か二人でも増えたらいいなぁ…って思います。売れてる売れてないは所詮、人の流れが決めていることで音楽の本質はそこにはないので。是非、聴いてみて下さい。

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

 

MVある範囲でとても好きな曲です。

「CEREMONY」が一番に好きな人だとこの曲の素晴らしさに気づけないかも。

演奏含め、間の使い方も凄い。

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Srv.Vinciの時に収録された『Vinyl』ほうが実は音は好き。でも改名してより誰にでも聴きやすくするため完成された感じ。

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 BANANA FISHの主題歌の為に作られた曲。正直バカ売れするかなと思い…でも注目されていた時期ですかね。自分はライブ行くとこのMVのような光景に見えるので静かに後ろでライブを聴きます…。

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 一見、「マジ歌」の劇団ひとりさんかなと思ってしまいましたが好きなMVです。

気分に変動されますがKing Gnuベスト3に入るくらい好きな曲。

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配信

 自分はCDで基本買うので普通に予約で買ってますが初回の高騰、えげつないですね…

転売屋から買うのはやめましょう。