【今日の一曲:第318回】THE BACK HORN / 枝

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前作『太陽の中の生活』に続くアルバム『THE BACK HORN』の最後に収録された「枝」。

THE BACK HORN がセルフタイトルとしてリリースされた作品。

…そして嫁さんが以後の THE BACK HORN を聴くのをやめることになった作品(苦笑)

今、聴くとこのアルバムは本当に完全に今へと繋がる感じですが…当時は自分もやめようかと(笑)

自分たちは結構初期の「棘」のあるような、皮肉った感じが好きだったのでそれが落とされていった感じのアルバムでした。

表現としても今まで裸足で暴れていたのが嘘かのように、靴を履き演奏をしっかりやるイメージにもなり。

 

簡単に説明すると「吐きだす音楽」から「与える音楽」に変化したことが自分たちが聴いていた姿勢との差で、自分たちは「吐きだす」ものが好きだったんですね。

なのでそう考えれば自分も全然受け入れはできたのですが…(苦笑)

メロディの作り方に影響もありますがちょっと夫婦して山田さんの歌い方の変化にも抵抗があった時期のアルバム…。悪いアルバムではないんですが…。

でもこの曲は今もよく聴いてます。

 

歌詞全文引用

僕たちは弱い 涙を流すから

いろんな気持ちが人を殺すから

僕たちはいつか離れてしまうけど

そんなことだけを嘆いていられない

 

僕たちは強い 言葉を話すから

いろんな気持ちを伝えられるから

僕たちは生きる 涙を拭きながら

いろんな気持ちを分かち合いながら

 

太陽が昇り罪と罰を照らす

悲しみを糧に明日を迎えるだろう

人生はきっと桜の枝のように

いくつにも別れ また繋がってく

 

花が枯れて 潮が満ちて

月が欠けて 又花が咲く

十年経って 百年経って

千年経っても

繰り返してゆく中で 何が生まれるのだろう

過ぎてゆく時の中で 何を残せるのだろう

あなたと過ごした日々も繋いだ手の温もりも

ここに居ることさえも ここに居たことさえも

忘れてゆくのに 全てを忘れてしまうのに

 

僕たちは笑う 生きてる悲しみを

拭い去るように 祝福するように

 

収録音源