先日、Twitterでこんなタグをつけている方を見かけました。
#バクホンのアルバムの中から好きな曲1曲ずつ上げていけ
あえて数日経ったのでこっそりブログでやろうと思いますが、自分がTHE BACK HORNを知ったのは結構昔。
ファン歴長い人は長いと思うのですが、自分は【人間プログラム】の頃です。
たまたま有線で聴いて『今こんな歌詞を書くバンドがいるんだ』って関心したのが最初。
嫁と一緒にたまたま聴いてすぐにCDを全部買いました。
そんなTHE BACK HORNも気づけばベテラン枠にいる感じです。キャリアもアルバム数も多くなり。
昔はライブもよく行ってました。今はないSHIBUYA-AXでの『イキルサイノウ』ツアーも懐かしいですが数年前に別アーティストのライブ中に嫁がパニックの症状出てからはライブを行くことも辞めたせいか最近のライブは全然行っておらず…
狭いライブハウスで人で窮屈になるライブはなかなか行く機会も減りました。
THE BACK HORNのライブは行かなくなったものの、なんだかんだアルバムは全部買い続けていたので今回、自分なりに1曲ずつあげていこうと思います。こちらはあえてシングルは外させて頂きました。
- 『何処へ行く』 【晩秋】
- 『甦る陽』 【さらばあの日】
- 『人間プログラム』 【セレナーデ】
- 『心臓オーケストラ』 【ワタボウシ】
- 『イキルサイノウ』 【孤独な戦場】
- 『ヘッドフォンチルドレン』 【ヘッドフォンチルドレン】
- 『太陽の中の生活』 【浮世の波】
- 『THE BACK HORN』 【枝】
- 『パルス』 【白夜】
- 『アサイラム』 【再生】
- 『リヴスコール』 【いつものドアを】
- 『暁のファンファーレ』 【飛行機雲】
- 『運命開花』 【コンクリートに咲いた花】
- 『情景泥棒』 【がんじがらめ】
- 『カルペ・ディエム』 【ソーダ水の泡沫】
選んだ曲はこんな感じでした。
気づくと意外に静かめの曲が多いのかな…
ちなみにシングル曲でランキング形式として選ぶとしたらこの曲。
第5位『孤独を繋いで』
第4位『初めての呼吸で』
第3位『美しい名前』
第2位『シリウス』
第1位『世界樹の下で』
『孤独を繋いで』と『シリウス』に関しては好きな曲でもありますが、個人的にリリース時にベースコピーしたりしてよく弾いてよく聴いてたので上位へ。
『美しい名前』は直接自分に入ってくる感じもあり好きです。『初めての呼吸で』を選ぶ人はいるのでしょうか…あまり好きな曲に入ってるイメージはないのですがシンプルな演奏にシンプルなメロディにこそ伝わる歌もあると思うので個人的に「やられた」と感じた曲。ライブ映像にも残っている曲最後の演奏で栄純さんが叫んでいるシーンが凄く印象に残ってます。
第1位にした『世界樹の下で』は当時、自分の考えや自分を取り巻く環境、世間を見る自分だったり色んな考えでぐるぐるしていた時によく聴いていた曲。コピーもさせて頂いたし、救われたって大げさなことではないかもしれないけど、同じ考え方を持っている人も世界にはいるんだなって感じられた曲。今でも大好きです。
ランキングにしたりあえて1曲選んだりしましたが、改めて聴くと以前に聴いた時より良い感じな曲もあり、昔と今で音楽や考えは人間なので変わっていく部分はありますが良いアルバムばかりだなと感じました。
先日、ボーカルの山田さんがポリープ発症を公表しツアー中止、手術など発表もされました。
これだけずっと稼働していたバンドとして活動停止…は大げさですが立ち止まることも珍しいですし初めてのことだと思います。決断するには色々考えたところもあると思いますがちゃんと治療して回復してくれることを切に願います。
全快で全力のパフォーマンスも楽しみにしてますし、これからも素晴らしい音楽を届けてくれることに胸を躍らせ待ちたいと思います。
THE BACK HORNを聴いてみたことがない人に自分なりに思う言葉で説明するなら、初期は『自分が生きていることを叫び唄った音楽』、アルバム『THE BACK HORN』を境いに『独りではなく救いの手も差し伸べ、共鳴していく音楽』へとより変わった印象です。
演奏面では初期は≪空間≫の使い方がうまい。多分、狙ってではなく自然に出ている気がします。今は≪技術≫がうまい。
初期はeastern youthとかの影響が大きいアレンジだと思います。
個人的にアレンジとしてはこの頃の泥臭さが好きだったりもします。
好き好みはあるかもしれませんが、過去も今も素晴らしい音楽です。
人間として生きることに迷いや不安を感じたことがあるのならば、一度は聴いてみてもいい音楽だと思います。是非。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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