今回選んだ音楽は YOSHII LOVINSON(ヨシイ ロビンソン)さんのアルバム、『at the BLACK HOLE』です。
- ①20 GO
- ②TALI
- ③CALIFORNIAN RIDER
- ④SADE JOPLIN
- ⑤SIDE BY SIDE
- ⑥FALLIN' FALLIN'
- ⑦SPIRIT'S COMING (GET OUT I LOVE ROLLING STONES)
- ⑧BLACK COCK'S HORSE
- ⑨SWEET CANDY RAIN
- ⑩AT THE BLACK HOLE
前回かいたブログのTHE YELLOW MONKEY『8』に続くような感覚があったので続けて。このアルバムを聴いた時は…もう…終わりが近いような…八方塞がりのような…絶対的孤独のような…色んな事を考えた記憶があります。ドラム以外は吉井さんがほぼ演奏して、レコーディングするも結果自宅で録音した音以上に感じる事ができずにそのままのブラックホールが詰まっているアルバムです。一音一音にこだわるが故、誰かが鳴らした音では完成できなかったアルバムなのですが自分にとっても究極。正直、ここまで深く潜ってしまったアルバムも存在しないと思います。
このアルバムを携えてツアーをすることはなく、次作「WHITE ROOM」でツアー開始するも照明は暗く。イエモンのような派手さもギラギラさもない、素に近い状態で立って歌っているようなライブでした。
※歌詞一部引用
①20 GO
金目のもの買って 乗りたいだけ乗って
食いたいだけ食って 豚みたいに死んで
身内だけ愛して 全部顔に刻まれた
大人になる日を迎える
ハイエナがウーウーウー、、
②TALI
あっちの人も失敗だ こっちの人も失敗だ
失敗運ぶバケツリレー
ねぇ足りないものはなんだろう?足りないものはなんだろう?夢だけありあまってるよ
育子 Baby I Love
結婚しようよ Baby 一寸先の闇で
木っ端微塵になっても おびえることなど何もない
③CALIFORNIAN RIDER
カリフォルニアにいるんだオレンジ色の太陽
12気筒に飛び乗って内面はドロッドロと
ひとりぼっちで学んだ
「ひとりぼっち」の「ぼっち」って何?
親友はくも膜下出血で一命をとりとめた
CRYING ここからだよね… CRYING ここからイェー
④SADE JOPLIN
トワイライトになぞられ 弱さをさらす影絵
眠り薬をお飲みなさい 汗を拭いたらね
好きな数だけ飲むのがサマーデイ
スリープ&スリープ気持ちいいから
スメル&スメルぶっ飛ばした
⑤SIDE BY SIDE
まだBABY まだBABY
まだBABY まだBABY
まだBABY 華やいで
まだ平穏じゃ 平穏じゃない
一過性の夢想でもない
無理に笑うのよせ
⑥FALLIN' FALLIN'
ラテン系のダンスホールに車飛ばして せまい通り何で工事遠回りして
風が急にロンリーロンリーコルトレーンにして
オレはこれでいい許して
⑦SPIRIT'S COMING (GET OUT I LOVE ROLLING STONES)
認めろ 認めろ 諦めろ
諦めなきゃ始まらないこともあるんだ
⑧BLACK COCK'S HORSE
少女になり少年になり老人になり老婆になる
オレの歌はオレの歌 君のものじゃないぜ
⑨SWEET CANDY RAIN
むかしむかし死んだ父さんと遊んだ雪の東京は
寒いロシアのような ハンマートーン みんな帰りたい ほんとはもう
忘れ去った人たちの新雪降り出し
「ありがとうありがとう
私に流れた色んな人たちの血」
⑩AT THE BLACK HOLE
自分が「音楽は作った人のもの」と心底思い始めたのもこのアルバムを聴いてから。「音楽を聴いて共感する」「この歌詞は良い歌詞だ」「自分とリンクする」なんて思ってもこれは作った人のもので、当然歌詞の真意は当人にしかわからず自分たちは聴いた音楽を汲み取るくらいにしかできない。商業用として自分のためではない歌詞を作ったところで…その言葉は一つ一つは自分から出ているので100%否定もできないと感じます。アーティストさんが「自分の為」に作った音楽が聴いていて一番グッとくるのかもしれないです。
この頃は…多分金髪で腰までありました。ZAZYではありません。